SHIGEO ARIKAWA

不確実な情報にますます依存するようになった現代で、どのような信念によって、人々は何かを現実や真実として受け入れているのでしょうか？セレブのゴシップから若者のトレンドまで、科学的報告から政治問題まで、幅広い情報が様々なチャンネルで同時に現れ、距離と時間の隔たりを簡単に越えてしまいます。これらの情報が人々の認識や欲求を煽り、考え方を書き換えるような事態になることもしばしば起きます。本作は情報に対峙した際の信念や態度を、「見る」という行為を起点に示そうとしたものです。